じみぃの旅行記

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ノルウェー旅行とフィヨルドハイキング Part 4

こんにちは、通訳ガイドのじみぃです。

 

ノルウェー旅行のつづき(5日目、6日目)です。

 

5日目:港町ベルゲンとスターヴ教会

 

Hotel Norge by Scandic」のホテル朝食は、フレッシュな野菜、レバーパテ、デニッシュなど種類も豊富でとても楽しめました。

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Hotel Norge 朝食

有料でランチパックにできるようで、このようなパンフレットが各テーブルにありました。物価の高いノルウェーで、この品質のランチをこの値段ならば、かなりお得ですね。

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Hotel Norge パックランチ

 午前中はフィッシュマーケットを見に行きました。写真エビやカニ・たくさんのシーフードが並び、その場で調理してもらって食べることができます。フルーツ満載の屋台もあります。シーフードの串焼きプレートはエビもぷりっぷりです!

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Fish market 1

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Fish market 2


 フィッシュマーケットから鉄道駅の方へ歩き、ベルゲンライトレール(Bergen Light Rail,トラムとも言われる)という電車に乗って、ファントフトスターヴ教会へ。このベルゲンライトレールは、Byparken(city center)からBergen lufthavn(ベルゲン空港)を結ぶ線で、分岐などはありませんので駅さえ決まっていれば安心して乗れます。(https://www.skyss.no/en/timetable-and-maps/bergen-light-rail/)チケットは、乗り場の自動販売機で購入できます。クレジットカードで大丈夫です。私はByparkenからFantoftまでのチケットを買いました。2時間以内ならば1枚のチケットのみで、行きも帰りも使えます。電車に乗ると、日本のバスのようなチケットをタッチして読み取る機械があるので、そこにチケットをかざします。しかし、私の時は何も反応がなくて心配で次に乗ってきた人に聞いてみたら、今その機械は動いていないみたいだから、万一パトロールがチケット確認にきたらそう言えばいい、と教えてくれました。

 

ファントフトスターヴ教会へは、途中に看板があるのでそれを目印に15分ほど歩きます。

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ファントスターヴ協会

ファントフトスターヴ教会は、ノルウェーに28か所残っているというスターヴ教会の中では小さめの教会です。入口で係の方に入場料を払います。バイキングが外国でキリスト教を知り、ノルウェーに建てた教会ということで、屋根にはバイキングの守護神であったドラゴンがついています。なんとなくバイキング船の雰囲気があります。

 

再び、ベルゲンに戻り、今日のホテル「Radisson Blu Royal Hotel」にチェックイン。ここはベルゲン空港行きのバスが出ているので明日の移動に便利だろうと予約しました。でも、ベルゲンの町は思ったよりコンパクトで、今日のベルゲンライトレールで簡単に空港へ行けることがわかったため、実際にはこの空港行きのバスは利用しませんでした。

「Radisson Blu Royal Hotel」は世界遺産ブリッゲン地区にあります。フィッシュマーケットにも近いので、そうした場所の観光には便利ですが、部屋は狭く古い感じでした。昨日の「Hotel Norge by Scandic」は現代的で便利な場所にあり、朝食ビュッフェもよかったので、ちょっと残念です。ベルゲンに宿泊するなら「Hotel Norge by Scandic」が断然おすすめです。ホテルに荷物を置いたらブリッゲン地区を見学。古い建物はずいぶん傾いていて隣と支え合っているようだったり、古い階段もぎしぎしと、歴史を感じる風情でした。

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ブリッゲン地区

夕食はフィッシュマーケットで。まだまだ明るい時間でしたが、パエリアを食べました。ちょっと濃いめの味付けはビールにぴったり!

 

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フィッシュマーケット パエリア

今日のベルゲンは、開催中だった「Tall Ship Race」の最終日だったようで、たくさんの帆船が停泊しており、その応援などで来ている人でいっぱいでした。岸壁に張り出してお店がテーブルを出しているのですが、どこも満席でみんながビールを飲んでいました。満席だったので、ビールをホテルの部屋に持ち帰ろうと思ったのですが、ノルウェーでは種類の販売に厳しいようで、持ち帰りはできない、とのことでした。

各国から来ている帆船は内部を見学できるようになっていたので、一つ見学してみました。

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ベルゲン 帆船

日没の夜22時頃まで音楽の演奏やら花火やら、とても賑やかな夜でした。

 

 

6日目:スタヴァンゲルからプレーケストーレンへ

 

 ベルゲン空港を10時45分発の飛行機でスタヴァンゲルへ。ホテルからベルゲンライトレールの始発駅Byparken(city center)まで歩いて行きました。ベルゲン空港は木がふんだんに使われているとてもすがすがしい空港でした。トイレもきれいでユーモアがあります。

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ベルゲン空港 トイレ

 オスロで本当は行きたかったフィッシュ&チップスのお店「フィスケリエ(Fiskeriet)」が空港に!早速食べてみると、やっぱりおいしい!写真フィッシュ&チップス。

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フィスケリエ フィッシュ&チップス

 11時20分スタヴァンゲル着。空港からはシャトルバス(Flybussen)で市街地へ移動します。バスで運転手さんから直接買いました。クレジットカードです。私は事前にフェリーの情報が集められなかったので、バスの運転手さんにタウへ行くフェリーの近くまで行きたいと伝えると、フェリーターミナルで下ろしてくれました。空港から30~40分でした。

 

フェリーターミナルはとても大きな建物で、中には窓口がいくつかあります。プレーケストーレンへ行きたいと聞いてみると、午前中は窓口で切符の販売があるが、午後は直接フェリーに乗ってフェリーの中で切符を購入すると教えてもらいました。港では数人の人が待っています。しっかりした登山ザックで待っている人たちは別のフェリーを待っていました。

早速到着したフェリーに乗り込み、2階の事務所前あたりにいると、スタッフが出てきて乗客のチケットを確認し始めます。私はプレーケストーレンまでなので、フェリーとバスのセットで往復券を購入しました。バスとの待ち合わせもフェリーに合わせてあるので乗継の心配はありません。フェリーの中にはホットドッグや飲み物などを売っていて、食事をしている人も多かったです。

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フェリー内部

タウ港に着くと、バスが待っています。2種類のバスが待っていたのでチケットを見せるとあちらのバスだ、と言われ、そちらのバスに乗りました。午後のこんな時間にくる客はいないようで、大きなバスを貸し切りでした。

 

いよいよプレーケストーレンヒュッテ(preikestole fjellstue)に到着です。とても景色の良い気持ちのいいヒュッテです。

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プレイケストーレン ヒュッテ

チェックインするとゴムの腕バンドをくれました。これをしているとレストランのセルフサービスのコーヒー・紅茶が自由に飲めます。

私の部屋はこんな感じ。

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ヒュッテ 部屋

必要十分のシンプルさで、山小屋にも関わらず、個室でトイレ・シャワーがついているので快適です。窓からは湖が見え、空気が気持ちいい!

 

でも、ここでゆっくりせず、天気の良い今日のうちに一度プレーケストーレンに登っておこうと早速トレッキング準備をして出発です。トレイルを登り始めたのは15時くらい。日本の山でこの時間に登り始めることは考えられませんが、日暮れが遅いこちらでは問題ないでしょう。ちょうど日帰りの方たちが次々と降りてきます。夕方というのにまだまだ暑いです。トレイルには赤ペンキで「T」のマークがあり、それをたどっていけば迷いません。夕方の雲が出てきているのを横目にトレイルを急ぎます。

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プレイケストーレン トレイル1

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プレイケストーレン トレイル2

ついにプレーケストーレンの絶景ポイントに到着です。フィヨルドを見下ろし、断崖の上に立ちました。あこがれた絶景に感動です!しばらく景色を堪能し、夕食の時間までに戻らなければ、と帰り道も急ぎ気味でした。

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プレイケストーレン

 チェックインの時に予約した夕食時間20時前にヒュッテに到着。急いでシャワーを浴びてさっぱりし、夕食です。プレーケストーレンビールです。フルーティでおいしい!ディナーはポークとサーモンを頼みました。どちらも野菜もたっぷりでソースが格別のおいしさです。

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ヒュッテでのディナー

 

ノルウェー旅行とフィヨルドハイキング Part 5 につづく