ノルウェー旅行とフィヨルドハイキング Part 2
こんにちは、通訳ガイドのじみぃです。
ノルウェー旅行のつづき(1日目、2日目)です。
1日目:オスロ=スロープの街
日本からノルウェーへの直行便はなく、ワルシャワ乗り継ぎのLOTポーランド航空を使いました。往路は、ワルシャワからオスロに入り、復路はコペンハーゲンからワルシャワに戻るルートとしました。
ポーランド航空で成田からワルシャワに着くと、ここがヨーロッパの玄関となるので入国審査があります。ここで入国してしまえば、あとはシェンゲン協定でオスロもコペンハーゲンも国内移動の気軽さです。(ノルウェーはEU加盟国ではありませんが、シェンゲン圏に含まれます)
オスロ空港からオスロ中央駅(Oslo sentralstasjon)まで電車で移動します。
空港から出てくると電車のチケットの自動券売機があり、近くに係の方もいるので安心してチケットを買うことができます。駅には改札口はなく、そのまま1階分下にあるホームまで、長いゆるい傾斜のエスカレーターに乗ります。日本のように階段型ではなくスロープ型なので、スーツケースはもちろん、車いすの方にも移動しやすく考えられているようでした。乗車後に車掌さんが検札にきました。
21時過ぎのオスロ中央駅はまだ明るく、思ったよりも近代的な建物。オスロ駅のエスカレーターもスロープ型で、駅自体、すべてが緩やかなスロープで段差が一切ありません。
駅からすぐの「ラディソンブルプラザホテル(Radisson Blu Plaza Hotel)」にチェックインしてから、歩いて「オスロ・オペラハウス」まで行ってみました。2008年の世界建築フェスティバル文化賞・2009年のミース・ファン・デル・ローエ賞を受賞しています。夕暮れどきにライトのついたオペラハウスはとてもきれいでした。
2日目:ベルゲン急行と世界一美しいといわれるフロム鉄道
2日目は、朝8時25分発のベルゲン鉄道でミュールダールまで、そこで山岳鉄道に乗り換えてフロムへ行きます。
時差ボケで早く目が覚めてしまったので、オスロ市内を散策。朝食は駅にある「LEON」というファストフードのお店で。スムージーがおいしいです。コーヒーを頼むときに牛乳を少し入れたいとリクエストしたら、うれしいことに別の紙コップに牛乳を少量入れてくれました。ノルウェーでは当たり前のサービスなのでしょうか?
車内で食べるランチ用に昨日見つけたバゲットサンドイッチのお店「La Baguette」(月-金 6:30~、https://www.labaguette.no/index.html)でサンドイッチを購入。食べやすいように半分に切ってもらいました。
オスロ中央駅にも改札口というものはなく、電光掲示板で自分の乗る電車の線路番号を確認し、スロープエスカレーターで降りていきます。予定通り電車が来ていましたので、予約の号車・席番号に乗り込みます。ゆったりと快適な車内。
ミュールダールへ近づくにつれ、眺めもゆったりとした自然の景色となります。ノルウェーの方の多くが持っているという「夏の家」(夏用の別荘)があちらこちらに見かけられるようになりました。
いよいよミュールダールです。周りの乗客がフリースやダウンを着込み始めたので、私もダウンを引っ張り出します。外に出ると風が冷たい!かなり冷えています。夏でもしっかりした上着が必要です。
ミュールダールでベルゲン急行を降りると同じホームの反対側がフロム鉄道です。ホーム地面にはフロム鉄道の各車両の乗り口に番号が書いてあります。とりあえず最前列に並びました。窓際に座りたいですね。
すると、駅員さんが来て何か指示をしています。大きなスーツケースなどはまとめて載せるので別の場所まで持ってくるように、という指示でした。スーツケースなしでフロム鉄道に乗れるのは大変助かりました。
電車が到着するとここが終着駅なので全員が降りるのを待ちます。乗降口には数段の急な階段があり、ここでスーツケースを持ち上げるのは確かに大変だと思いました。フロム鉄道は左右どちらに座っても良さがある、と聞いていましたが、私は進行方向左側の窓際に座りました。車内は3対3の向かい合わせで座るボックスシートが通路の両側にあるタイプでした。私は左側の座席を取り、大満足でした。
途中、ショースの滝で一度停車して、そこからフロムの町まで下りました。
フロムの町は霧雨でしたが、予定通りフィヨルド観光のフェリーで今日の宿であるグドバンゲンまで。いわゆるV字谷は迫力で、滝も多く、これでお天気がもう少し良ければ最高だったと思います。
Part 3につづく。