雲仙温泉と長崎市内観光の旅
こんにちは、通訳ガイドのじみぃです。
12月に行った長崎の一泊旅行を紹介します。
長崎空港からレンタカーを使って、波佐見町、佐世保市、雲仙市そして長崎市を観光しました。
長崎空港からバジェットレンタカーでヴィッツを借りて、まずは波佐見町に行きました。ここは空港から車で約40分のところにある波佐見焼の窯元、お店が多数ある町です。お気に入りの食器が見つかると思います。
波佐見焼のお店、窯元がたくさんあるので、最初にくらわん館で色々な作品を見た上で、お気に入りのお店に行くのが良いと思います。
自分は西海陶器をもっと見てみたかったので、O YANEという西海陶器の専門店に行きました。
波佐見町から佐世保に移動して、ランチに佐世保バーガーをバーガーショップ ヒカリで食べました。ハンバーガーにチーズ、ベーコン、卵焼きの入ったスペシャルバーガーを頼み、美味しく頂きました。
ランチを食べた後、九十九島の景観で有名な石岳展望台に行きました。ここは映画のラストサムライの冒頭のシーンでも使われた景色で、長崎に来たら是非寄って欲しい場所です。
この近くにある展海峰にも行きましたが、自分としてはこちらの石岳展望台の方が好きでした。
九十九島の絶景を見た後は、今日宿泊する雲仙宮崎温泉に向かいました。老舗の温泉宿で、大浴場の温泉は室内風呂、露天風呂とサウナがあり、気持ち良く入れました。
旅館裏にある雲仙地獄も、20分程度の丁度良い散歩コースになっています。
夕食はこんな感じでした。右上はすきやきで、牛肉は中央の箱の中。他には銀ダラの西京焼き、椀物などが出てきました。
翌日はグラバー園近くの町営駐車場に車を止めて、大浦天主堂、グラバー園と2つの世界遺産を見学しました。
大浦天主堂は、長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産として世界遺産に登録されている中心的な建物です。
このすぐ近くにグラバー園があり、この中にある旧グラバー邸は明治日本の産業革命遺産の構成資産の1つとして世界遺産に登録されています。当日は旧グラバー邸が工事でしたが、他の建物もあり、楽しめました。
ランチは、長崎名物のちゃんぽん、皿うどんを平和公園近くの中華料理店・江山楼で頂きました。
浦上天主堂は信者の方に向けた施設であり、中を見る事はできますが、あまり観光色のある施設ではありませんでした。
その後は、有名な平和公園に行きました。
ここから路面電車に乗って、出島に向かいました。この路面電車は長崎市内の主要スポット間を移動するのにとても便利でした。
出島は江戸時代から明治時代の建物が復元されており、当時の生活様式も展示などを通して伺う事ができます。
この後は日本三名橋の1つ、眼鏡橋を見に行きました。メガネに見えますでしょうか。
夕食は長崎のB級グルメ、トルコライスを食べに行きました。油屋町にあるツル茶んというお店はたくさんの種類のトルコライスがあり、美味しかったです。
今回の長崎旅行レポート、如何でしたでしょうか。
また、今後も各地の旅行をレポートして参ります。
関東日帰り旅 日光白根山
こんにちは、通訳ガイドのじみぃです。
今回は関東日帰りで行ける日光白根山をレポートします。
ここは日本百名山の1つであり、温泉も近くにあるオススメ登山コースです。
11月10日に行きましたが、この時期は山麓駅からのロープウェイは休業期間に入っていたので、菅沼駐車場の登山口から登りました。
菅沼駐車場から日光白根山山頂の往復で約6.5時間掛かります。
頂上付近の1km程度には岩場があり、ちゃんとした登山靴で登らないと厳しいでしょう。難易度としては中級程度ですかね。
午前8:00に登り始めました。登山口はこんな感じです。
前半のルートは歩きやすく、眺望もあるので楽しく登れます。この日は快晴で、登山も快適でした。
登山開始から2時間程度で弥陀ヶ池に到着です。湖面が凍っていて、近くの木には霜が付いています。そよ風が吹くと、木に付いている霜が湖面に落ちて、心地良い音を立てながら割れていきます。
弥陀ヶ池から山頂までは1時間15分の道のりで、見晴らしの良い登山ルートです。前半は歩きやすいのですが、後半は少しきつい岩場が待っています。岩場では気温が大分下がりますので、防寒具をしっかりと準備しておきましょう。
岩場を30分程度登ると、日光白根山の頂上に到着!
山頂はあまり広くない岩場なので、写真を撮り終えたら少し下ったところの広場でお茶またはお弁当を食べるのが良いでしょう。
下りは2時間程度で登山口に辿り着きました。
下山後は沼田近くの温泉「望郷の湯」で汗を流しました。ここの温泉は道の駅に隣接していて、中は結構広くて綺麗でした。値段もリーズナブルで、お薦めです。
今回は関東で日帰りできる日光白根山を紹介させて頂きました。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
ノルウェー旅行とフィヨルドハイキング Part 5
こんにちは、通訳ガイドのじみぃです。
ノルウェー旅行の最終回(7日目、8日目、9日目)です。
7日目:朝陽のプレーケストーレンへ
早朝3時半に起床し、昨日、下見が済んでいるトレイルを朝陽のプレーケストーレンを見るために出発しました。ヘッドランプで歩き始めましたが、まもなく夜が明け始め、空が明るくなってきました。
今日の日の出は5時08分。日の出前にプレーケストーレンに到着。すでにぱらぱらと観光客がいます。上空の雲に阻まれましたが、雲の間からやわらかな朝陽がさすところは圧巻です。プレーケストーレンの断崖に朝陽があたると昨日の夕方とは全く違う表情です。観光客も少ないので、断崖に一人!という写真も撮れました。
プレーケストーレンを上から見渡せるスポットへは、ほんの少し下った岩を赤いペンキを目印に登っていきます。
ヒュッテで朝食後は湖の周りを散策。思ったよりルートの数は少なく、湖畔のルートは湿地帯で足元が悪く途中で断念。逆回りを途中まで行ったけれども暑さと疲れでふたたびヒュッテへ戻って休憩。その後はのんびりとこの空気を満喫することにしました。
8日目:スタヴァンゲル観光
朝9時のバスでプレイケストーレンを出て、フェリーに乗ってスタヴァンゲルへ。夕方のコペンハーゲンへの飛行機までスタヴァンゲルを観光します。
フェリーのターミナルと空港へのバス停は近いので、フェリーターミナルにスーツケースを預けようとロッカーを探しました。ありました!現金(コイン)で50NOKです。
ちなみにこのフェリーターミナルのトイレは有料で、入り口のドアで現金を入れると入れます。私は持ち合わせがなくて利用できませんでした。
スタヴァンゲルの町を歩いてみました。石畳のおしゃれな雰囲気です。細い路地が自在に伸びていて、雑貨屋さんなど、センスの良いお店も多いです。
こちらのパン屋さん(SJA INGE)でランチにしました。「エッグサンド1人前は2人でシェアするので2つに切って 」とお願いしたら、こんな形にしてくれました。卵1個サービスしてくれたのでは?ボリュームにびっくり!
港の方に行くとベルゲンとちょっと似ています。青空市場もやっていました。
ノルウェーの豊かさに興味があったのでスタヴァンゲルにあるオイル博物館(Norwegian Petroleum Museum)に行きました。スタヴァンゲルはノルウェーの北海油田開発の拠点都市です。北海油田開発の歴史や採掘方法、今後の課題など、大人にも子供にも楽しく学べる博物館で、せっかくスタヴァンゲルを訪れるなら必見です。
夕方、予定通り空港行きのバスに乗り、コペンハーゲンへ。空港からは電車で移動。電車には自転車ごと乗れる車両がありました。
9日目:コペンハーゲン観光
ホテルで自転車を借りて、コペンハーゲン中央部まで30分ほどです。自転車は海外によくあるペダルでブレーキをかけるタイプでした。(ハンドルにはブレーキはついていません)
気持ちの良い青空のもと、まずは朝食を食べにストロイエ通りへ。その後、カステレット城塞へ。そこから近いリトルマーメイド像を押さえたら再びストロイエ通りへ。ロイヤルコペンハーゲン本店やイルムスなどを巡って、精霊教会前にあるスタンドのホットドッグDØP - Den Økologiske Pølsemandへ。コペンハーゲンはホットドッグがおいしいと聞いたので食べてみました。次々とお客さんが注文に来ます。デンマーク風とフレンチ風、両方頼んでみましたが、デンマーク風の方がおいしい!
午後はデザイン博物館へ。自転車があるので小回りが利きます。自転車にやさしいコペンハーゲンですので、どこへ行っても駐輪場があります。デザイン博物館は椅子などの工芸品以外にも、なぜかロートレックのポスターがたくさんあったり、Bauhaus関係の展示もあったりと、思った以上に見どころ一杯でした。
デザイン博物館からストロイエ通り方面へ戻る途中、Hansensというアイスクリーム屋さんを見つけました。ちょっと自転車をとめてピスタチオアイスを。絶品です!
夕食はNoma出身のシェフがやっているカジュアルレストラン「108」を日本から予約していたので、ニューハウンの辺りから運河を渡りました。(https://108.dk/)夕方のひと時、暑い日差しの中大きなビールを飲んでる人でいっぱいです。
いよいよ楽しみにしていた「108」です。ドレスコードはなく、カジュアルでありながら品のあるお店です。
アラカルトでいろいろ頼んでみました。どれも最高においしいし、店員さんもとても感じがよく、満喫できました。
10日目:成田へ
ノルウェー旅行とフィヨルドハイキング Part 4
こんにちは、通訳ガイドのじみぃです。
ノルウェー旅行のつづき(5日目、6日目)です。
5日目:港町ベルゲンとスターヴ教会
「Hotel Norge by Scandic」のホテル朝食は、フレッシュな野菜、レバーパテ、デニッシュなど種類も豊富でとても楽しめました。
有料でランチパックにできるようで、このようなパンフレットが各テーブルにありました。物価の高いノルウェーで、この品質のランチをこの値段ならば、かなりお得ですね。
午前中はフィッシュマーケットを見に行きました。写真エビやカニ・たくさんのシーフードが並び、その場で調理してもらって食べることができます。フルーツ満載の屋台もあります。シーフードの串焼きプレートはエビもぷりっぷりです!
フィッシュマーケットから鉄道駅の方へ歩き、ベルゲンライトレール(Bergen Light Rail,トラムとも言われる)という電車に乗って、ファントフトスターヴ教会へ。このベルゲンライトレールは、Byparken(city center)からBergen lufthavn(ベルゲン空港)を結ぶ線で、分岐などはありませんので駅さえ決まっていれば安心して乗れます。(https://www.skyss.no/en/timetable-and-maps/bergen-light-rail/)チケットは、乗り場の自動販売機で購入できます。クレジットカードで大丈夫です。私はByparkenからFantoftまでのチケットを買いました。2時間以内ならば1枚のチケットのみで、行きも帰りも使えます。電車に乗ると、日本のバスのようなチケットをタッチして読み取る機械があるので、そこにチケットをかざします。しかし、私の時は何も反応がなくて心配で次に乗ってきた人に聞いてみたら、今その機械は動いていないみたいだから、万一パトロールがチケット確認にきたらそう言えばいい、と教えてくれました。
ファントフトスターヴ教会へは、途中に看板があるのでそれを目印に15分ほど歩きます。
ファントフトスターヴ教会は、ノルウェーに28か所残っているというスターヴ教会の中では小さめの教会です。入口で係の方に入場料を払います。バイキングが外国でキリスト教を知り、ノルウェーに建てた教会ということで、屋根にはバイキングの守護神であったドラゴンがついています。なんとなくバイキング船の雰囲気があります。
再び、ベルゲンに戻り、今日のホテル「Radisson Blu Royal Hotel」にチェックイン。ここはベルゲン空港行きのバスが出ているので明日の移動に便利だろうと予約しました。でも、ベルゲンの町は思ったよりコンパクトで、今日のベルゲンライトレールで簡単に空港へ行けることがわかったため、実際にはこの空港行きのバスは利用しませんでした。
「Radisson Blu Royal Hotel」は世界遺産のブリッゲン地区にあります。フィッシュマーケットにも近いので、そうした場所の観光には便利ですが、部屋は狭く古い感じでした。昨日の「Hotel Norge by Scandic」は現代的で便利な場所にあり、朝食ビュッフェもよかったので、ちょっと残念です。ベルゲンに宿泊するなら「Hotel Norge by Scandic」が断然おすすめです。ホテルに荷物を置いたらブリッゲン地区を見学。古い建物はずいぶん傾いていて隣と支え合っているようだったり、古い階段もぎしぎしと、歴史を感じる風情でした。
夕食はフィッシュマーケットで。まだまだ明るい時間でしたが、パエリアを食べました。ちょっと濃いめの味付けはビールにぴったり!
今日のベルゲンは、開催中だった「Tall Ship Race」の最終日だったようで、たくさんの帆船が停泊しており、その応援などで来ている人でいっぱいでした。岸壁に張り出してお店がテーブルを出しているのですが、どこも満席でみんながビールを飲んでいました。満席だったので、ビールをホテルの部屋に持ち帰ろうと思ったのですが、ノルウェーでは種類の販売に厳しいようで、持ち帰りはできない、とのことでした。
各国から来ている帆船は内部を見学できるようになっていたので、一つ見学してみました。
日没の夜22時頃まで音楽の演奏やら花火やら、とても賑やかな夜でした。
6日目:スタヴァンゲルからプレーケストーレンへ
ベルゲン空港を10時45分発の飛行機でスタヴァンゲルへ。ホテルからベルゲンライトレールの始発駅Byparken(city center)まで歩いて行きました。ベルゲン空港は木がふんだんに使われているとてもすがすがしい空港でした。トイレもきれいでユーモアがあります。
オスロで本当は行きたかったフィッシュ&チップスのお店「フィスケリエ(Fiskeriet)」が空港に!早速食べてみると、やっぱりおいしい!写真フィッシュ&チップス。
11時20分スタヴァンゲル着。空港からはシャトルバス(Flybussen)で市街地へ移動します。バスで運転手さんから直接買いました。クレジットカードです。私は事前にフェリーの情報が集められなかったので、バスの運転手さんにタウへ行くフェリーの近くまで行きたいと伝えると、フェリーターミナルで下ろしてくれました。空港から30~40分でした。
フェリーターミナルはとても大きな建物で、中には窓口がいくつかあります。プレーケストーレンへ行きたいと聞いてみると、午前中は窓口で切符の販売があるが、午後は直接フェリーに乗ってフェリーの中で切符を購入すると教えてもらいました。港では数人の人が待っています。しっかりした登山ザックで待っている人たちは別のフェリーを待っていました。
早速到着したフェリーに乗り込み、2階の事務所前あたりにいると、スタッフが出てきて乗客のチケットを確認し始めます。私はプレーケストーレンまでなので、フェリーとバスのセットで往復券を購入しました。バスとの待ち合わせもフェリーに合わせてあるので乗継の心配はありません。フェリーの中にはホットドッグや飲み物などを売っていて、食事をしている人も多かったです。
タウ港に着くと、バスが待っています。2種類のバスが待っていたのでチケットを見せるとあちらのバスだ、と言われ、そちらのバスに乗りました。午後のこんな時間にくる客はいないようで、大きなバスを貸し切りでした。
いよいよプレーケストーレンヒュッテ(preikestole fjellstue)に到着です。とても景色の良い気持ちのいいヒュッテです。
チェックインするとゴムの腕バンドをくれました。これをしているとレストランのセルフサービスのコーヒー・紅茶が自由に飲めます。
私の部屋はこんな感じ。
必要十分のシンプルさで、山小屋にも関わらず、個室でトイレ・シャワーがついているので快適です。窓からは湖が見え、空気が気持ちいい!
でも、ここでゆっくりせず、天気の良い今日のうちに一度プレーケストーレンに登っておこうと早速トレッキング準備をして出発です。トレイルを登り始めたのは15時くらい。日本の山でこの時間に登り始めることは考えられませんが、日暮れが遅いこちらでは問題ないでしょう。ちょうど日帰りの方たちが次々と降りてきます。夕方というのにまだまだ暑いです。トレイルには赤ペンキで「T」のマークがあり、それをたどっていけば迷いません。夕方の雲が出てきているのを横目にトレイルを急ぎます。
ついにプレーケストーレンの絶景ポイントに到着です。フィヨルドを見下ろし、断崖の上に立ちました。あこがれた絶景に感動です!しばらく景色を堪能し、夕食の時間までに戻らなければ、と帰り道も急ぎ気味でした。
チェックインの時に予約した夕食時間20時前にヒュッテに到着。急いでシャワーを浴びてさっぱりし、夕食です。プレーケストーレンビールです。フルーティでおいしい!ディナーはポークとサーモンを頼みました。どちらも野菜もたっぷりでソースが格別のおいしさです。
ノルウェー旅行とフィヨルドハイキング Part 3
こんにちは、通訳ガイドのじみぃです。 ノルウェー旅行のつづき(3日目、4日目)です。
3日目:憧れのフロムへ
今日は隣町のバッカ(Bakka)にあるリムスティーゲン(Rimstigen)へハイキングの予定でしたが、昨日からの雨で登山道がとても滑りやすくなっているとのことで、ハイキングは中止して午前中からフロムへ移動することにしました。
せっかくグドバンゲンに泊まったので、早朝にBakkaへの道を途中まで歩いてみました。あいにくの曇り空ですが、風がまったくなく、フィヨルドの水面に山々と空が完全に映りこんでいてとても神秘的な中を気持ちよく散策できました。
ホテル前からの8時半の始発シャトルバスに乗って、40分ほどでフロムにつきました。今日は終日雨という予報でしたが、フロムに着いてみると曇ってはいますが、雨は落ちてきません。よし!ということで、フロムで一番行きたかったスティーガスタイン(Stegastein)展望台に行くことにしました。
今晩のホテル「フレトハイムホテル(Fretheim Hotel)」に荷物だけ預けて、インフォメーションで行き方を相談。しかし、Stegastein展望台へ行くバスツアーはあるけれど、展望台の滞在時間は30分間のみですぐにフロムまで帰るツアーです。途中下車でプレスト山(Mt. Prest)に登りたい私のプランでは使えません。インフォメーションの方の提案は「タクシーをお願いして展望台へ行き、そこで待っていてもらう」というものでしたが、かなり高額になりそうで、困りました。
他に手はないかと周囲を歩いてみると、レンタカーの一種でしょうか?二人乗りの素敵な乗り物が!でも、ここの受付はまだ始まっていないようだし、おそらく国際免許証が必要そうです。
もうしばらく歩いてみると、今度はレンタル自転車がありました。よく見たら電動アシストのマウンテンバイクがあります。ひょっとして、これで展望台まで行けるのでは?と突然元気の出た私。ちょっと大変そうではありますが、サイクリング&ハイキングにチャレンジすることに。電動マウンテンバイクのレンタル代は4時間650NOK、1日800NOKです。
早速ヘルメットとチェーンのカギを借り、新しい電池をセットしてもらって、いざ出発です。
フロムからまずはアウルランド(Aurland)の町まで行きます。フィヨルド沿いの道は景色も抜群!フロムからAurland だけをサイクリングするのもとても楽しいでしょう。Aurlandの町は小さなBakeryやスーパーなどのあるこじんまりした町でした。
そこを過ぎると徐々に登り始め、やがてつづら折りの本格的な坂道になります。驚いたことに、自転車でクライムヒルをしている人たちが数組いました。私は電動アシストであることを少し後ろめたく思いながら、楽しく挨拶して登りました。電動アシストとはいえ、山道はかなりの自力も必要で、展望台に着いたときは汗だくでした。展望台はガスっていて展望ゼロ。
仕方なく、そこからもう10分ほど進んだところの登山口に自転車を止めて、Mt. Prestへ。山もガスがひどいものの、しばらく待つと少しずつ視界が開けてきました。
これ以上晴れそうもない、とあきらめて下ることにしました。下っていくにしたがってお天気はよくなってきます。ちょうど半分くらいのところの見晴台は本当にいい眺めです。
下りはまったく漕ぐことなく、快適に下りてきました。少し寒いくらいでしたので、Aurlandのベーカリーでお茶にしました。
今日の電動アシスト自転車は初めてだったので、バッテリーの持ちが心配でしたが、つづら折りに入ってからはずっと「high」で登って、坂道のバッテリー消費は35%でした。これならAurlandまでの道でももう少しパワーを使ってもよかったと思いました。
電動アシスト自転車を使った時の移動に掛かった所要時間は、フロムから展望台までは1時間半ほど、下りは登山口からフロムまで1時間ほどでした。
自転車を返したら、すぐ近くのフレトハイムホテルにチェックイン。とても雰囲気がいいです。夕食はビュッフェ形式。地元の野菜やノルウェーならではのサーモンやニシンの酢漬けなど、どれもこれもおいしい!デザートコーナーの自家製バニラアイスが絶品でした!
4日目:Stegastein展望台へ再チャレンジ
恒例の早朝散歩。フロムで初めての青空です!
ホテルの朝食は、数種類のパンとナイフが置いてあり、自分で好きなだけスライスします。そこに野菜やハムをのせてオープンサンドです。朝食もとてもおいしかったです。
こんなに晴れたなら、もう一度昨日の展望台&山に行きたい!ということで自転車を借りに。自転車レンタルは朝8時からでしたので、昨日と同じセットを借りました。ちょっと顔なじみになったお店のお兄さんは「フロムは天気が変わりやすいから午後はまた雨になるよ。早く行ってきた方がいい。」と教えてくれました。
昨日でバッテリーの加減はわかったので、最初からパワーアシストを使い、つづら折りは「high」で登ります。急いだ甲斐もあって、今日の展望台は見晴らし抜群です。展望台のデザインそのものがとても素敵です。
しばらく景色を楽しんで、さらに自転車で登ります。15分ほど進み、昨日よりも少し奥にある登山口に行きました。駐車場にはキャンピングカーが数台止まっています。トレイルはしっかりとしていてルートに迷うことはありません。犬を連れて軽装で登っていく女性がいました。
昨日のフィヨルドが見渡せるポイントへ。
お天気がいいと嬉しいです。今日はさらにそこから登ります。斜面がかなり急になり、この先頂上があると思われます。でも今日はベルゲンまで移動の予定なので、バスの時間を考えてここで折り返しました。
帰りに展望台のトイレを借りました。トイレにチップは不要です。全部で6室あったのですが、たまたま空いていた一番奥のトイレに入ってみると、なんと!全面ガラスの展望トイレ!でした。初体験です。トイレにはなんの案内もありませんが、ぜひ、奥のトイレに入ってみてほしいですね。
予定通りフロムに戻り、ホテルに預けてあったスーツケースを受け取ってバス停へ。
13時10分フロム発ベルゲン行きのバスをネットで予約してありましたが、15分待っても来ません。心配になってインフォメーションへ確認に行くと「乗り場は合っているから、少し遅れているのでは?」という返事だけ。30分を過ぎても来ないので、ついにバス会社に電話をしてみました。そうしたらなんと!そのバスは1か月前にスケジュール変更になっているとのことです。予約は、15時過ぎのバスでヴォス(Voss)へ、そこで鉄道に乗り換えてベルゲンへ、という変更になっている、と教えてくれました。まさか予約のバスのコンファメーションが必要とは思いませんでした。移動の交通手段の時刻表に変更がないか、直前に再確認した方がよさそうです。
予定は変更になりましたが、鉄道に乗り換えながらベルゲンに着いたのは21時近くでした。
ベルゲンは小雨。駅から歩いて10分ほどの今日のホテル「Hotel Norge by Scandic」へ。少し良い部屋にグレードアップしました、という嬉しいお知らせをいただき、眺めのいい部屋に案内してもらいました。
Part 4につづく。
ノルウェー旅行とフィヨルドハイキング Part 2
こんにちは、通訳ガイドのじみぃです。
ノルウェー旅行のつづき(1日目、2日目)です。
1日目:オスロ=スロープの街
日本からノルウェーへの直行便はなく、ワルシャワ乗り継ぎのLOTポーランド航空を使いました。往路は、ワルシャワからオスロに入り、復路はコペンハーゲンからワルシャワに戻るルートとしました。
ポーランド航空で成田からワルシャワに着くと、ここがヨーロッパの玄関となるので入国審査があります。ここで入国してしまえば、あとはシェンゲン協定でオスロもコペンハーゲンも国内移動の気軽さです。(ノルウェーはEU加盟国ではありませんが、シェンゲン圏に含まれます)
オスロ空港からオスロ中央駅(Oslo sentralstasjon)まで電車で移動します。
空港から出てくると電車のチケットの自動券売機があり、近くに係の方もいるので安心してチケットを買うことができます。駅には改札口はなく、そのまま1階分下にあるホームまで、長いゆるい傾斜のエスカレーターに乗ります。日本のように階段型ではなくスロープ型なので、スーツケースはもちろん、車いすの方にも移動しやすく考えられているようでした。乗車後に車掌さんが検札にきました。
21時過ぎのオスロ中央駅はまだ明るく、思ったよりも近代的な建物。オスロ駅のエスカレーターもスロープ型で、駅自体、すべてが緩やかなスロープで段差が一切ありません。
駅からすぐの「ラディソンブルプラザホテル(Radisson Blu Plaza Hotel)」にチェックインしてから、歩いて「オスロ・オペラハウス」まで行ってみました。2008年の世界建築フェスティバル文化賞・2009年のミース・ファン・デル・ローエ賞を受賞しています。夕暮れどきにライトのついたオペラハウスはとてもきれいでした。
2日目:ベルゲン急行と世界一美しいといわれるフロム鉄道
2日目は、朝8時25分発のベルゲン鉄道でミュールダールまで、そこで山岳鉄道に乗り換えてフロムへ行きます。
時差ボケで早く目が覚めてしまったので、オスロ市内を散策。朝食は駅にある「LEON」というファストフードのお店で。スムージーがおいしいです。コーヒーを頼むときに牛乳を少し入れたいとリクエストしたら、うれしいことに別の紙コップに牛乳を少量入れてくれました。ノルウェーでは当たり前のサービスなのでしょうか?
車内で食べるランチ用に昨日見つけたバゲットサンドイッチのお店「La Baguette」(月-金 6:30~、https://www.labaguette.no/index.html)でサンドイッチを購入。食べやすいように半分に切ってもらいました。
オスロ中央駅にも改札口というものはなく、電光掲示板で自分の乗る電車の線路番号を確認し、スロープエスカレーターで降りていきます。予定通り電車が来ていましたので、予約の号車・席番号に乗り込みます。ゆったりと快適な車内。
ミュールダールへ近づくにつれ、眺めもゆったりとした自然の景色となります。ノルウェーの方の多くが持っているという「夏の家」(夏用の別荘)があちらこちらに見かけられるようになりました。
いよいよミュールダールです。周りの乗客がフリースやダウンを着込み始めたので、私もダウンを引っ張り出します。外に出ると風が冷たい!かなり冷えています。夏でもしっかりした上着が必要です。
ミュールダールでベルゲン急行を降りると同じホームの反対側がフロム鉄道です。ホーム地面にはフロム鉄道の各車両の乗り口に番号が書いてあります。とりあえず最前列に並びました。窓際に座りたいですね。
すると、駅員さんが来て何か指示をしています。大きなスーツケースなどはまとめて載せるので別の場所まで持ってくるように、という指示でした。スーツケースなしでフロム鉄道に乗れるのは大変助かりました。
電車が到着するとここが終着駅なので全員が降りるのを待ちます。乗降口には数段の急な階段があり、ここでスーツケースを持ち上げるのは確かに大変だと思いました。フロム鉄道は左右どちらに座っても良さがある、と聞いていましたが、私は進行方向左側の窓際に座りました。車内は3対3の向かい合わせで座るボックスシートが通路の両側にあるタイプでした。私は左側の座席を取り、大満足でした。
途中、ショースの滝で一度停車して、そこからフロムの町まで下りました。
フロムの町は霧雨でしたが、予定通りフィヨルド観光のフェリーで今日の宿であるグドバンゲンまで。いわゆるV字谷は迫力で、滝も多く、これでお天気がもう少し良ければ最高だったと思います。
Part 3につづく。
ノルウェー旅行とフィヨルドハイキング Part 1
こんにちは、通訳ガイドのじみぃです。
2019年夏に9泊10日のノルウェー旅行に行ってきました。
旅行のメインはフィヨルドハイキングです。フィヨルドとは、氷河が数万年かけて山の斜面を移動しながら地面を削り取り、そこに海水が流れ込んで深い谷を形成したものです。V字に切れ込んだ谷と静かな水面がとてもきれいです。
1年近く前から計画したノルウェー旅行でしたが、ネット上にもノルウェーの情報は少なく、移動手段などを決めるのに苦労しました。
【ノルウェー旅行の知恵袋】
交通関係情報:
- ベルゲン急行:オスロ/ミュールダール区間とボス/ベルゲン区間で利用
- フロム鉄道:ミュールダール/フロム区間で利用
- フロム-ベルゲンのバス:フロム/ボス区間で利用
- ベルゲンライトレール:市内観光およびベルゲン市内/ベルゲン空港区間で利用
- SASスカンジナビア航空:ベルゲン空港/スタバンゲル空港、スタバンゲル空港/コペンハーゲン空港区間で利用
- スタヴァンゲル空港からのシャトルバス:スタバンゲル空港/市内の往復で利用
- タウ港行きフェリーとバス:スタバンゲル市内/プレイケストーレンの往復で利用
宿泊予約の注意:
・フロムの人気ホテルは5ヶ月前には満室の日が出てきます。
今回のおすすめホテル:
- フロムのフレトハイムホテル(Fretheim Hotel)https://www.visitflam.com/ja/fretheim-hotel/
- ベルゲンのHotel Norge by Scandic https://www.scandichotels.com/hotels/norway/bergen/hotel-norge-by-scandic
トイレ事情:
ノルウェーのトイレはどこも日本と同じくらい清潔で安心して使えます。北欧はデザインで有名なので、トイレもおしゃれです。
(ウォシュレットは一回も見かけませんでした)
- ベルゲンのビーパルケン公園の近くのTelegrafenというショッピングモールでは、トイレが借りられます。トイレのチップはうわさ通り入り口でクレジットカード支払いができます。
- ベルゲン工芸博物館では、ミュージアムショップに寄りつつ、博物館のトイレが無料で利用できました。
- フロムではインフォメーションで無料でトイレが借りられます。
- スタヴァンゲルのタウ港行きフェリーターミナル内のトイレはトイレの入り口で50NOKのコインを入れないと利用できませんでした。
コペンハーゲンで是非行きたいレストラン
- 108 https://108.dk/ 「世界のベストレストラン50」で4回も第1位を取っているnomaの姉妹店です。日本からweb予約できます。
大まかな旅程は以下の通りです。
2日目:オスロからベルゲン急行でミュールダールへ。ミュールダールで山岳鉄道として有名なフロム鉄道に乗り換えてフロムへ。フィヨルドフェリーでグドバンゲンへ行き宿泊。
3日目:グドバンゲンでのハイキングは前日の雨のため中止し、フロムへ。フロムでは、電動マウンテンバイクでStegastein View Pointへ。
4日目:朝から快晴だったため、再びStegastein View Pointへ。そこからMt.Prestに登る。午後はバスと電車を乗り継いでベルゲンへ移動。
5日目:港町ベルゲンを観光。ベルゲンライトレールでファントフトスターヴ教会へも。
6日目:飛行機でベルゲンからスタヴァンゲルに移動。フェリーとバスを乗り継いでプレーケストーレンへ。
7日目:早朝暗いうちに出発して、朝陽のプレーケストーレンを見る。
8日目:バスとフェリーでスタヴァンゲルへ。スタヴァンゲルの街を観光。オイル博物館見学。夕方、飛行機でスタヴァンゲルからコペンハーゲンへ。
9日目:コペンハーゲン観光。
10日目:コペンハーゲンから東京成田へ帰国。